中国「独身の日」商戦 アリババ、京東が最高を更新

2017/11/14 04:29 更新


 【上海支局】中国で毎年恒例となった11月11日「独身の日」商戦が、今年も盛況のうちに終わった。アリババグループの総取引額は1682億元(約2兆円)となり、8年連続で過去最高を更新した。アリババを追う京東商城は1271億元(約1兆5000億円)、前年比50%増で、アリババ同様に売り上げ記録を更新した。

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 アリババには14万超のブランド、うちグローバルブランドは225カ国・地域から前年比6倍の約6万ブランドが参加した。トップテンの中には5位ナイキ、6位ユニクロ、8位にアディダスが入った。ユニクロはメンズで2位、レディスで1位だった。ユニクロはネットと同時に中国の約500の実店舗への集客を目指した。

 アリババは、前日の夜から特別番組を放映し商戦を盛り上げた。その結果、販売額100億元達成が開始後3分1秒(昨年6分58秒)、1000億元達成は開始後9時間4分で、午後1時過ぎに昨年の1207億元を超えた。モバイル経由EC比率90%、発注数は8億1200万回だった。越境ECでの国別流通額では日本が前年に続き1位で、2位以降はアメリカ、オーストラリア、ドイツ、韓国の順だった。

 京東商城はデザイナーブランドが前年比170%増、ファッションブランド260%増、ランニングシューズ340%増、スニーカーが11倍と服飾関係が大幅に伸びたとしている。

「ユニクロ」店内
バス停でも「独身の日」を宣伝


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