クリスチャン・ダダ、直営店を移転

2016/08/10 06:55 更新


激しく割れたウィンドーが目印


 「クリスチャン・ダダ」は6日、直営店を原宿から南青山に移転オープンした。みゆき通りと骨董通りに挟まれた中間エリアに完成した。

 新店でまず目を引くのは、割れ目が入ったガラスのウィンドー。店内に入ると、鏡にも大きなひびが入っている。デザイナーの森川マサノリ自身が、「不完全性の美学」を表現するために、完成した店のガラス面を自力で割った。

  一方、店内は無機質なコンクリートでまとめたクリーンな空間。激しい割れガラスとのコントラストで、ブランドの独自性を表現している。売り場面積は約70平方㍍。張替那麻氏が売り場設計を手掛けた。

 店内では、秋冬コレクションのテーマに合わせたインスタレーションを開催している。写真家の荒木経惟氏の写真作品に見られる緊縛スタイルに合わせて、店内を赤いロープで縛りつけ、新作を展示している=写真。オープニングイベントでは、緊縛師によるプレゼンテーションも行った。限定商品は、Tシャツやパーカなど。

 同ブランドは10日にも、初の海外直営店をシンガポールに開店する。約150平方㍍の大型店になる。



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