「コシェ」のデザイナーのクリステル・コシェと「ファセッタズム」の落合宏理のトークセッションが17日、東京で行われた。渋谷区のカラート71プロジェクトのワークショップの一環。ナビゲーターは、ファッションディレクターの萩原輝美さん。
語り合ったのは、2人にとってのパリ・コレクションの意味合いやデザインする上で最も大切にしていることなど。パリの意味合いという点では、メゾン・ルマリエのアーティスティックディレクターも兼任するコシェは、「パリの持つ伝統とクチュールとコンテンポラリーアートやストリートの懸け橋でありたい」と語った。対する落合は「ロンドンや他の場所でのコレクションも考えたが、ファセッタズムがパリの王道で、ショーをするのが一番光ると思った」と話した。
立ち見の学生70人を含む、130人が会場に集まり、話に聞き入った。カラート71プロジェクトは、21世紀の成熟の時代に向けた新しいファッションとライフスタイルを考え、発信するワークショップ。ほぼ毎月開催している。