ユアサンクチュアリの「シクラス」がこのほど、ニューヨークのバーグドルフグッドマン3階で販売を開始された。ラック一つとマネキン2体に加え、エスカレーターのそばでもマネキン2体が展示されている。ラックの周辺は「ロエベ」「マイケル・コース」「クロエ」「アルトゥザッラ」などのインターナショナルなブランドが並ぶ環境だ。
シクラスのクリエイティブディレクターの小野瀬慶子さんはバーグドルフグッドマンの買い付けについて、「シンプルで着回しの利くものから一番高い商品(ミンクを部分使いしたカシミヤのダブルフェイスのコート)まで、ブランドのストーリーが分かるものを買い付けてくれた」と話した。
アメリカ市場については、「シクラスとして最もビジネスの可能性がある市場」と断言。その理由を、「テロや観光客減などで不安定さが増しているヨーロッパ市場と比較して、ヘルシーな状況にある。シクラスがターゲットとする多面的なライフスタイルを送る女性も多くいる」と説明した。
発売後、アシンメトリーにラッフルを飾ったノースリーブのトップ(500㌦)やたっぷりしたパフスリーブをつけたトップ(760㌦)など、シンプルなコットンのトップから動き始めているという。(ニューヨーク=杉本佳子通信員)