ドルチェ&ガッバーナは10日、東京・南青山に新しい旗艦店「ドルチェ&ガッバーナ青山店」をオープンした。場所は骨董通りとみゆき通りの間の、ショップが密集するエリア。表参道ヒルズにあった路面店を1月に閉めて以降、青山エリアでの出店は8カ月ぶりになる。
ボックス型の新店は1階と2階の2フロアで、売り場面積は545平方㍍。店内は劇場のように暗く、ライティングの効果を生かしたドラマチックな作りになっている。プログラミングされたライティングがリズミカルに変化し、商品を照らしていく。新作のドレスにスポットライトが当たったかと思うと、次は足下のスリッポンが主役になる。レースのパンプスは、背景に浮かび上がるレースの影も美しい。400のライトが商品を照らして、来店客の視線を引きつけている。
光と影に焦点を当てた新コンセプトで作られた。都市ごとの特徴にあった店を作ろうという新しいアプローチの一環だ。今回は、デザイナー2人の出身地シチリアの太陽が描く、光と影の強烈なコントラストとともに、日本の陰影がイメージソースになっている。デザインは、グエナエル・ニコラ率いるデザインスタジオ、キュリオシティが手がけた。
商品は、1階にメンズとレディスのウエアやバッグ、シューズ、レザーグッズなど、2階にメンズのフォーマルウエア、レディスのイヴニングドレスやファインジュエリーが揃う。オープンを記念して青山店限定のバッグなども販売する。