絹ジャカード大手の江原産業 目指すは「日本のブルネロ・クチネリ」

2023/10/24 08:00 更新有料会員限定


世界への発信を目指す「クリエイトエバラ」

 京都府宮津市の天橋立。日本三景の一つの観光名所だ。この近くにシルク製品のショールームを併設したカフェ「クリエイトエバラ」がオープンした。運営するのは絹織物大手の江原産業(京都府与謝野町)。この地から、日本の伝統ある絹織物を世界に発信し、「地域の活性化や雇用にも貢献したい」と江原英則社長は話す。目指すは「日本のブルネロ・クチネリ」と夢は膨らむ。

(藤浦修一)

 宮津市と与謝野町を含む京都府最北部・丹後地方は、「丹後ちりめん」の産地であり、絹織物の集積地。

 江原産業は50年、現社長の祖父の江原房治氏がきものの織り柄の型「紋紙」を作る「江原紋工所」として創業した。紋工の技術を生かし、織機を導入、織物生産に乗り出し63年に会社を設立、産業を生み出す企業を志向して現社名とした。20年にはオリジナルブランド「クリエイトエバラ」を開始した。

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