「エンジニアドガーメンツ」の17年春夏コレクションは、原点に立ち返りいつもよりシンプルになった。
デザイナーの鈴木大器は、「(トレンドが)スポーツ、ハイテク、オーバーサイズに流れている。どうアプローチできるか考えてみたが、あえて原点に戻ってワークっぽいものやミリタリーっぽいものをさらっと作った」と話す。
メンズのアウターは、ネイビーのA2ジャケットやM-41フィールドジャケットをシンプルに仕上げている。パンツはテーパードが中心。ショーツは60~70年代のカリフォルニアの夏の定番だったコーデュロイのショーツの他、太めの膝下丈パンツがある。色はカーキ、オリーブ、ネイビーを軸に、グレーがいつもより多い。ジャカードやプリントは、爽やかな配色とちょっとノスタルジックな柄が目立つ。
ウィメンズは、スカートやドレスの丈が長くなった。ドレスはシャツドレスが多く、ジャカード、ドビー、小花をのせたコットンローン、チェックが揃う。そこにサテンのアビエータージャケット、Gジャン、フーディーを重ね着して可愛くまとめた。