堀田丸正イエリデザイン事業部の横ニットブランド「エクオ」の17年冬物は、ドロップショルダーにゆったりした袖と身頃、抜け感のあるネックラインの今のトレンドの形を基本にしたトップアイテムが豊富に揃う。広めのＶネックやボトルネック、身頃から大きく持ち出したドルマンスリーブや袖口に長く取ったリブなど、それぞれ特徴の出し方が違うが、どれもリアルで可愛いデザインだ。
イエリデザインは堀田丸正の事業部となったことで、意匠糸や市場に合った糸を生かした物作りを進めている。強さのあるコットンストレッチや無縫製編み機に相性の良いレーヨンストレッチを使ったデイリーなトップ、梳毛を糸で起毛した軽くて暖かなプルオーバー（1万5000円）、モールのセーターなどがあり、好評という。ガーター編みのボートネックプルオーバー、フェアアイルのセーターやワンピースはちょっと懐かしいテイストだ。
ツイード風のセットアップは、かちっとし過ぎないニットならではのゆるい表情がいい。「リバティ」のプリント生地を袖に使ったプルオーバー、後ろ身頃のボックスプリーツにはめ込んだチュニックなどもある。
