テーラーやアパレル向け服飾副資材卸のヤマモト(東京)は、サスペンダーブランド「エクシーブレイシーズ」を立ち上げた。日本製にこだわり、自社アトリエで生産する。
これまでサスペンダーは英国ブランドを主力商品として販売してきた。しかしコロナ禍を契機に生産能力が低下し供給が不安定化した。これに販売価格の上昇も加わった。顧客に負担を強いる状況を解決するため自社生産に踏み切った。
「高品質・適正価格でハレの日アイテムを安定供給することで、ファッション業界のカジュアル化に並走せず、フォーマル文化を維持し発展させていきたい」とする。定番で汎用性のあるモデルから始め、ドレスからカジュアルまで対応するサスペンダーブランドとして拡充していく計画だ。
同社はオーダースーツ店やブライダル業界向けに、フォーマルアクセサリーを自社ブランド「エクシーフォーマル」として提案している。新ブランドはサスペンダーに特化したサブブランドと位置付ける。
また、約4年半ぶりに自社製品カタログ「フォーマルアクセサリーコレクション」を発表した。全40ページの構成に、新ブランドを含む264アイテムを掲載。今月末の「ブライダル産業フェア2024」に出展し、来場者に無料配布する。