繊維メーカー 猛暑対策提案が加熱 機能品の訴求強化

2019/08/21 06:27 更新会員限定


 当初は冷夏と言われた今年も、梅雨明けから一転、真夏日が続いている。年々高まる猛暑対策のニーズに対し、繊維メーカー各社は吸放湿や遮熱などの機能を備えた素材・製品の訴求を強めている。

(小島稜子)

 ユニチカトレーディングは、素材を中心に作業服用、産業資材用など用途別に提案。今年は猛暑に伴う虫害防止と、皮脂汚れ除去の効果を持つ素材を増やした。人気は、スポーツシャツ向けが主流の高吸放湿ナイロン「ハイグラ」と吸水拡散ポリエステル「ルミエース」を使った「レスキューシャツ」。優れた吸放湿性を持ち、消防隊やレスキュー隊での採用実績もある。

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