ファブリックトウキョウは、西武渋谷店が9月2日にオープンするOMO(オンラインとオフラインの融合)ストア「チューズベース・シブヤ」に、オーダーメイドのビジネスウェアブランド「ファブリックトウキョウ」を開く。同時に、レディスの新ブランド「インセイン」を立ち上げ、同店内に1号店を開く。
新店は、ワークスタイルの多様化にともなうビジネスウェアのカジュアル化を受け、客からニーズが拡大しているビジネスカジュアルの品揃えを強化する。カジュアルセットアップや、リモートワークに適したTシャツ、ニットなどを販売する。
インセインは、同社初のレディスブランド。働く女性のためのオーダーウェアを販売する。ファッションを通じて、ジェンダーやバックグラウンドに関係なく、あらゆる人が活躍できる社会を実現することをミッションとする。
店内には約10分で体のサイズを採寸できる3Dスキャンボックスを設置する。採寸後は、商品サンプルとカスタマイズ可能な生地を見ながら、自身の体形や好みに合わせて商品をカスタムオーダーできる。計測したデータはクラウド上に保存され、以降はオーダーメイドのウェアをオンラインで注文できる。
ファーストコレクションは、「ジル・サンダー」のデザインチームに務めた経験を持つ村田晴信氏をデザイナーに迎えた。ワンピース3型からスタートする。ワーキングスタイルに最適なシャツタイプやフォーマルにも活用できるドレッシータイプなどがあり、生地との組み合わせは50通り以上になる。トップやボトム、アウターなども順次販売する。
環境負荷軽減素材を一部使用するほか、売り上げから女性やマイノリティーの地位向上に向けて活動するNGO(非政府組織)やNPO(非営利組織)に寄付もする。