【パリ=松井孝予通信員】LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループが若手クリエーターの育成と支援を目的に創設した第3回「LVMHヤングファションデザイナープライズ」で、「ファセッタズム」の落合宏理が日本人で初めてファイナリスト8人の中に残った。
「ルイ・ヴィトン」のエグゼクティブ・バイスプレジデントで同プライズを指揮するデルフィーヌ・アルノー氏は、「日本人のクリエーターが初めてファイナリストにノミネートされたことをうれしく思う」とコメントした。2月に発表されたショートリストには、「コイケ」の小池優子、「ミキオサカベ」の坂部三樹郎、「ソウシオオツキ」の大月壮士らの名前があった。
ファイナリストはほかにニューヨークの「アリクス」のマシュー・ウイリアムスとブランドン・マックスウェル、トロント「ヴェジャス」のヴェジャス・クルシェフスキー、ロンドンのウェールズ・ボナー、パリの「アールト」のトーマス・メリコスキ、昨年のセミファイナリストでもある「コシェ」のクリステル・コシェ、「Yプロジェクト」のグレン・マーティンスら。賞金30万ユーロと1年間のコーチングをかけた6月の最終選考会に臨む。