子供服ブランド「ハッカキッズ」などを運営するファッション須賀は、8月から期間限定店の出店を始めたファッション雑貨中心の大人向けの新業態「リボンハッカ」が好調だ。渋谷スクランブルスクエアでは25日まで約3週間出店し、カスタマイズできる小物などが人気で計画の2倍を売り上げた。
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新業態は同社のバイヤーの向華さんによるディレクションで韓国の雑貨を主体にポップでカラフルな商品をセレクト。「ギフトで広がる人のつながり、見たことのない楽しさとわくわくしたモノとのつながり」をコンセプトとする。商品はバッグが6割を占め、タオルやバッグに付ける小物など約200SKU(在庫最小管理単位)で構成する。約4分の1がオリジナル。
一番人気はカナダのブランド「アソブ」のアニマルボトル。動物の顔を模したキャップは12種類あり、交換が可能で、セット購入も目立つ。持ち手を選べるバッグも人気で、「ムタ」のポリプロピレンバンドで編んだプラかごバッグ本体と、「フィーカ」のビーズ製などの持ち手やチャームの組み合わせが好評だ。

メッセージや宛名入りのアクリルプレートと、ワイヤやボールチェーン各10種類以上から選んで作るチャーム、鍵の形の数字入りアクリルチャームやロープで作るキーホルダーも売れ筋。日本初上陸の韓国の「メゾンドコットン」の動物のイラスト入りタオルも人気。


数百円台から5000円までの商品が揃いプチギフト用に複数購入する人が多く、客単価は4500円ほど。インスタグラムなどでの発信の効果もあり多くの客が訪れ、リピーターも目立った。訪日客の購入も約3割を占めた。
9月2日までの伊勢丹新宿本店に続き、9月25日からはルミネ新宿ルミネ1、9~10月は兵庫や福岡の大型SCで約2週間の期間限定店を出店する。来年1~2月も都内や名古屋で出店予定で、初年度は駅ビル、百貨店、SCなど10カ所ほどに出店する。カスタマイズも楽しめる雑貨業態として、積極出店する考えだ。