《FB用語解説》液体アンモニア加工 天然繊維に防しわ性、光沢感を付与

2020/02/14 06:22 更新


 主に綿や麻といったセルロース系繊維を膨潤させることで、繊維一本一本の断面を丸くし、ねじれがなく滑らかにする加工。防縮、防しわ性のほか強力も増し、よりソフトで光沢感のある風合いも出る。繊維を液体アンモニアに短時間浸した後に除去する。形態安定加工の前処理に使われることも多く、この処理のあとに樹脂加工をすると強度低下が少なく、ソフトな風合いが得られる。類似の加工にカセイソーダを用いるシルケット(マーセライズ)加工がある。



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