《FB用語解説》黒皮鉄 無骨で味わいある鉄材

2020/07/02 06:22 更新


 黒皮(くろかわ)とは、鉄を作る際、圧力をかけて伸ばす過程で自然に発生する「酸化被膜」のことで、それによって表面に黒色の膜が覆ったような状態の鉄材を「黒皮鉄」と呼ぶ。色の濃淡や手触りにむらがあり、塗装された鉄材と比べて、鉄が本来持つ素材感を引き出し、無骨な印象を与える。よく触るところの色が変わったり、場所によってはさびたりと、時とともに少しずつ鉄の変化を楽しめるのも特徴。味わいのある雰囲気が好まれ、近年はインテリアやアウトドア用品で使われるケースが目立っている。



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