《FB用語解説》国産羊毛 サステイナブルの観点から商品化の動き

2020/08/05 06:22 更新


 国内には北海道を中心に、羊を飼育している牧場が多数存在する。観光や食肉用などが中心で、羊毛はほとんどが捨てられている。毛刈りから選別、洗いなどの初期加工が産業として存在しないためだが、サステイナブル(持続可能)の観点と国産意識の高まりから、捨てられていた羊毛を使用して商品化する動きがウール業界で出てきた。国産羊毛の品種はドーセットやサフォークなどが主だが、紡毛ツイードなどに商品化が可能という。羊毛の採取や選別、洗い加工などの工程が整えば、飼育数や供給量の拡大が期待できる。



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