Cross Laminated Timberの略で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料。建築の構造材のほか、土木用材、家具などに使われる。95年ごろからオーストリアを中心に発展し、近年は各国でも様々な建築物に利用されている。日本でもJAS(日本農林規格)で直交集成板として製造規格が制定され、普及が進んでいる。断熱性や遮炎性、遮音性に優れる。CLT活用は、林業や木材産業の活性化、二酸化炭素排出量削減や森林保全にもつながり、サステイナブル(持続可能)な社会実現にも貢献する。
《FB用語解説》CLT 環境にも優しい木質系材料
2021/07/02 06:22 更新