《FB用語解説》ゴーストフィッシング 生態系に悪影響な廃棄漁具

2021/09/28 06:23 更新


 Ghost Fishing。水中に流失したり、海底に沈んだりした漁具が、意図せずに長期間にわたって海洋生物を捕獲すること。幽霊漁業とも呼ばれる。代表的な漁具では漁網が挙げられる。海洋で廃棄された漁網に絡まった海洋生物が息絶えて、捕食されるが、その後、合成繊維製の漁網は分解されることなく、再び長期間海洋をさまよう。水産資源の減少や生態系への悪影響を指摘する言葉の一つ。ファッション業界では漁網を回収・ペレット化し、糸や生地に再生させて衣料品にアップサイクルする取り組みも一部で始まっている。



この記事に関連する記事