「オリキュレール」と「ニュイ」 互いの特徴を生かし協業レーベル 欧州古着から帽子など制作

2023/12/18 11:00 更新


ビンテージ調の古着の生地を帽子にアップサイクル

 ファッションブランドの「オリキュレール」と、アップサイクルブランドの「NUIT(ニュイ)bien-aime」は、それぞれの特徴を生かして協業レーベル「GAKUSOU」(ガクソウ=額装)を立ち上げた。装飾された額縁が絵を引き立たせるように、身に着けた人を引き立たせる、ちょっとした飾りが製品の魅力をさらに高める、そんな思いを込めた。

 オリキュレールのデザイナー、大竹立真さんは伝統素材の味わいを現代的な服に取り入れる。生家は三河木綿を扱う問屋。それだけに三河木綿への思いは強く、様々な表現で三河木綿の魅力を引き出してきた。

 ニュイは欧州の古着の生地などを使って、新しい製品を生み出す。クオリティーの高さから多くのファンを引き付けている。

 ニュイが欧州から古着のスカートを調達し、ビンテージを感じさせる生地から帽子を制作、大竹さんがそれぞれに適した三河木綿の裏地を選定し、加工した。セーラー、メトロ、チューリップの3タイプのハット約30点などを12月1~3日、愛知県美術館・愛知芸術文化センターで開いた展示会で紹介した。全て一点物。

 ハットは3万~4万円前後。オンラインのみで1日限定販売し、発売直後に完売した。



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