親子で共有できる新しい感性のワードローブです――ベビー・キッズウエアを企画するプランクナッツが、１６～１７年秋冬から、ベビーからアダルトサイズまで揃えた「ウジュ」を始める。リラックスシルエット、アンティーク感のある優しいムードなど大人の要素を反映しつつ、ピュアな表情を引き立てるバランスに独自性を出す。
同社では１０年ほど前から、カラフルでおばけのキャラクターをアイコンにしたベビー・キッズウエア「ジーウィズ」を展開しており、落ち着いた雰囲気で親子コーディネートができる洋服もやってみたいとウジュの立ち上げに至った。
デザイナーはジーウィズと変わらず、代表の大澤麻衣さんと妹の亜衣さん。複数のテキスタイルを融合させるセンスの良さを生かしつつ、ナチュラルで中性的な印象を備えたスタイルを提案する。大澤さん自身の子供が小学校高学年になり、派手な色柄の子供服が似合わなくなってきたことも新しいブランドを考えたきっかけの一つという。
ふんわり着心地の良いジャージーウエアをベースに、ドルマンスリーブのＴシャツやハイネックのスエットワンピースなどユニセックスで着用できる量感を配慮している。大人っぽさを引き立てるアースカラーの配色に、リブ編みのプリント加工、シャギーや幾何学柄ニットなどのディテールを取り入れ、おしゃれ着の要素も加えた。
取り扱いサイズはアイテムによって異なるが、ベビー向けから揃えており、ＳＳ（８５～９５㌢）、Ｓ（１０５～１１５㌢）、Ｍ（１２５～１３５㌢）、Ｌ（１４５～１５５㌢）と、レディス向けがある。価格帯はドロップショルダーのトップ４４００円～、ウエストギャザーのワンピース８６００円～、スエットパンツ５２００円～、ニット帽３７００円。
秋冬の商談会では、デビューシーズンにもかかわらず、レディスサイズも好評で受注が付いた。今後は、大人のセレクトショップなど新たな分野での販路開拓にもつなげたいとしている。
