ゴルフウェア18年春夏 リゾートモチーフで元気に

2017/11/01 04:28 更新


 パイナップルやオレンジ、ウクレレにサーフボード、パラセール――。18年春夏のゴルフウェアはリゾート感あふれる柄が多い。色も黄やオレンジ、青にピンクなど、ビビッドなものが目立つ。明るい色柄は16年ごろからのトレンドで、18年もその傾向が続きそうだ。背景にあるのはテロやミサイルなど世界的に緊張感が高まっていることへの反動。「こんな時代だからこそ、元気とハッピーを伝え、楽しい気持ちに」とのメッセージを込める。

(杉江潤平)

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◆人気テーマは「旅」

 旅をシーズンテーマに設定するブランドが多い。「&(アンパスィ)」(ブラックアンドホワイトスポーツウェア)は、「リュクストリップ」をテーマに、仏コートダジュール地方を優雅に旅するカップルをイメージ。春はサメをキャラクターに、夏は貝殻など海のモチーフでコレクションを構成した。

アンパスィ

 「アダバット」(エクスプローラーズトーキョー)は、「アロハ!ハワイ」を掲げ、ハワイでの1日を月を追って表現。2、3月は自転車やサーフボード、4月はハンバーガーやピザ、パイナップルのハワイアンフード、5月はシュノーケリングやパラセーリング、6、7月はにぎやかな街やフラダンスなど華やかな光景を切り取って絵柄にした。同柄のペアでは、一方を色あせたようにするなど、ひと手間加えている。

アダバット

◆チェックやボーダー

 チェックやボーダー、ストライプなども充実する。展示会場を出発ゲートや機内に見立てた「パーリーゲイツ」(TSIグルーヴアンドスポーツ)は3月、トリコロールカラーのタッタソール柄を上下セットで見せた。今秋に提案した赤いオールチェックのセットアップを彷彿(ほうふつ)させる。

 17年春からゴルフラインを始めた「チャンピオン」(ヘインズブランズジャパン)では、ボーダーのポロシャツを出した。ゴルフではトップをパンツにインするのがセオリーだが、チャンピオンではあえてパンツから出すカジュアルな着こなしを打ち出す。

チャンピオン

◆キャラは大人っぽく

 有名キャラクターとの協業も増える。キュートでありながら大人っぽく仕上げているのが特徴だ。

 今秋にウェアで「ムーミン」との協業商品を出した「ゾーイ」(タキヒヨー)は来春夏、クラブカバーなど小物を揃える。「ミイ」など人気キャラクターを精巧にかたどったマーカーは、インテリアとしても使えるクオリティー。

 アダバットは「ハローキティ」「アイム・ドラえもん」と協業。パーリーゲイツも、ミッキーマウスの原型になった「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」で協業品を作った。

ハローキティと協業(アダバット



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