GSIクレオス、新フェムケアブランドを立ち上げ 「欲しい」商品を2年かけ準備

2024/11/19 13:00 更新


新フェムケアブランド「オーラビー」

 GSIクレオスは、フェムケアブランド「オーラビー」を立ち上げた。企画したのは、繊維や工業製品、管理部門など部門を越えて集まった13人の女性チーム。フェムケアや美容の専門家である栗岡裕子氏に監修を依頼し、「こんな商品があったらいいな」を切り口に2年かけて準備した。

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 コンセプトは「ファインド・ユア・オーラ」。様々な疲れやストレスを感じている女性に寄り添い、「大切な誰かを思うように、優しいまなざしを自分自身にも向けて欲しい」、「自分が持つ健やかさや美しさを見つけ出してもらうためのお手伝いをしたい」(チームリーダーで繊維事業戦略室の王安麒さん)との思いがこもる。

 フェムケア市場は一気に盛り上がり、競合が激しく差別化が欠かせない。専門家と、市場ニーズなどを確かめ、「あったらいいな」「欲しい」と思う商品を開発した。第1弾はデリケートゾーン用保湿バームと巻き肩矯正ベルト、温活ターバン。保湿バームはスティックタイプで「いつでもどこでも簡単にケアできる」。乾燥や不快感をケアし、なめらかで健やかな肌環境を整える。

 女性用巻き肩矯正ベルトは、下着の上から着用でき、「アウターにも影響がなく、職場や外出時でも姿勢をケアできる」と締め付けの強さや着用シーンが限られる従来のコルセットの課題を克服した。遠赤外線効果とマイナスイオン効果を持つ鉱物を繊維に練り込んだ自社独自素材「キュアヘルツ」を使う。温活ターバンは、「こころと体を解きほぐす」と首元から耳元にかけて温めることで目や肩まわりの疲れを取る。

 東京ビッグサイトで開かれた「フェムテック東京」で初披露した。卸販売に加え、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)やクラウドファンディングなどで販売する。



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