ジーユーは15年春から販売しているレディス向けガウチョパンツが2カ月間で100万枚販売したことを明らかにした。過去に990円ジーンズを年間100万本販売した実績があるが、２カ月間で100万枚の大台到達。ヒット商品開発の体制作りが成果を上げている。
ガウチョパンツは今春夏レディス商品での注目アイテムで、同社では4月から本格販売した。様々なレディス店が同アイテムを打ち出す中で、同社はテレビCMでのアピールと値頃価格（本体1490円）で、年代を問わずに売れ、2カ月間で販売枚数100万枚を超えた。
今春夏物の商品企画から、世界から最新トレンド情報を収集し、日本で情報集約して開発する仕組みに変更。企画的中率を高めるとともに、生産も色柄での追加生産調整も行って、販売精度を高めていたのも大きい。
企画精度向上と生産調整の仕組みは確立できてきた。柚木治社長は「ファッション商材でもマストレンドに刺さると、年代を超えて、ベーシック商品同等、それ以上に売れる」とし、今後も「ジーユーは多彩なトレンド商品を不特定多数に販売する業態として進化させたい」と語った。
