【パリ=松井孝予通信員】仏ケリング傘下「グッチ」と仏ロレアルは、グッチ・ビューティーにおける50年間の独占ライセンス契約を正式に締結した。現在、米コティが手掛けるグッチの香水・ビューティー事業は、27年半ばにロレアルへ移行する見通しで、当初予定より約1年前倒しとなる。低迷するグッチの再建を急ぐケリング、ラグジュアリー市場を狙うロレアル、財務改善を進めるコティ、3社の利害が一致した。
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今回の契約は、昨年10月にケリングとロレアルが発表したビューティー・ウェルネス分野の戦略提携を具体化するもの。ケリングは主力ブランド「グッチ」の不振を受け、財務再建の一環としてビューティー部門「ケリング・ボーテ」を約40億ユーロでロレアルへ売却したが、グッチはコティとのライセンス契約が28年6月末まで残っており、移行時期が焦点となっていた。今回の早期契約終了に伴い、新ライセンスは必要な承認手続きを経て27年半ばに発効する予定だ。