「GVGV」(MUG)が、都内のクラブで17~18年秋冬のショーを見せた。ショーは13~14年秋冬以来、4年ぶりの開催。華やかにドレスアップしたファンの男女が会場に詰めかけた中で、ブランドらしさいっぱいのグラマラスなスタイルを見せた。
大きなミラーボールが輝き、懐かしのディスコナンバーが響く中、パッドで肩を強調したギラギラのラメのスーツ姿のモデルが歩いてくる。続くモデルも、パイソンプリントのジャンプスーツやドレス、箔(はく)レザーのセットアップ、総スパンコールのやコンビネゾンと、とにかくパワフルだ。クラシカルなベルベットジャカードや「リバティ」プリントのドレスがあっても、受ける印象はシックな淑女というよりも、挑戦的で遊び心いっぱいの強い女性。
「ディスコから新しい音楽が生まれた〝時代の過渡期〟のような、既存カルチャーと新カルチャーが共存する混沌(こんとん)とした雰囲気を表現した。90年代によくあった、クラブイベントの中で突然始まるゲリラショーのようなファッションショーをイメージした」という。
(五十君花実)