阪急百貨店が新事業「カルチャーハンター」プロジェクト

2020/10/09 06:27 更新


 阪急百貨店は、新規事業として、「カルチャーハンター」プロジェクトを11月から始める。世の中に潜んでいるカルチャーを探し出し、そのストーリーを追い動画で収録、SNSやサイトで紹介しつつ、最終的にはオンラインの物販につなげる。

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 これまで百貨店との接点が薄かったカルチャーが対象。世界各地で新しいムーブメントを起こし、カルチャーを生み出している人をフォーカス、「人・モノ・コト」を阪急の顧客にリアルに伝える。商品調達方法は、あり物を仕入れる従来型と異なり、開発にも関与し、同社主導で取材した内容を生かした販売に挑戦するという。

 第1弾は、スケートボードのデッキを使ったスピーカー「ダジャック」を取り上げる。東京と新島の2拠点で生活するダジャックの開発者、松田雪音さんを取材し、島と都内での様子を動画で収めた。

 動画コンテンツは、阪急百貨店のLINE公式アカウント(友達48万5000人)とインスタグラムの公式アカウント(阪急モード、阪急メンズ東京及び大阪、フォロワー計5万4000人)で11月17日に配信する。同日にECサイトもオープン。18日からは本店の3階で、27日からはメンズ東京の6階でも店頭展示する予定だ。オンラインでの接点をベースに、オフラインへの送客も期待するなど、次代の買い物体験を提供する。



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