クリエイションは、何もないところからは生まれない。職人の手がそれを形にする。仏LVMHのリクルートツアー「ユー&ME」は、デモンストレーションや対話を通し、職人に対するイメージが生む誤解を解きながら、若者たちを将来のメティエ(職)へとつなげていく。
(パリ通信員=松井孝予)
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身を乗り出す学生
このツアーのトップを切ったパリ会場で多くの学生たちの様子を見ていて、ふと疑問が浮かんだ。職人を志す若者が少ないと産業側は語るが、本当にそうなのだろうか。LVMHの傘下メゾンの職人たちの実技に身を乗り出し、彼らの経験談に熱心に耳を傾け、積極的に質問を投げかける姿が目立った。少なくとも、関心がないようには見えなかった。むしろ、専門職の存在やそれが何を作るのかを知る機会が少ないからではないか。そうした好奇心や興味を、産業界はどのように受け止めてきたのだろうか。「ユー&ME」は、その接点を作る試みでもある。
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