阪急うめだ本店 〝デジタルガジェット〟集積イベント

2019/11/20 06:25 更新


 阪急うめだ本店は24日まで、〝デジタルガジェット〟を中心とするロンドンのセレクトショップ「スマーテック」との協業イベントを9階祝祭広場で開いている。カメラ付きサングラスの最新モデル、温め機能を付加したカミソリなど新しいテクノロジーを備えた商品を体験展示・販売できる。今月下旬にも同店1階に常設店を開設する。

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 スマーテックは、16年夏にロンドンで立ち上げた体験型テクノロジーストアで、多様なデジタルガジェットを編集提案している。「1カ国1社」との協業をポリシーにしており、英セルフリッジ、仏プランタン、米ニーマンマーカス、伊ラ・リナシェンテなど欧米の著名百貨店と組んでイベントやショップを展開している。日本では阪急阪神百貨店と組むことになった。

 イベントは、「スナップチャット」を手掛ける米スナップの最新カメラ付きサングラスや3万点以上の芸術作品を表示するデジタルキャンパス、「ジレット」の最新カミソリ、体調や環境に合わせて音を調節するというヘッドホンなどスマーテックが選んだ約50種類を揃えた。

カメラ付きサングラスやデジタルキャンバスなどのデジタルガジェットを揃えた

 スマーテックのナタリー・バーンズCEO(最高経営責任者)は「各国で一番の百貨店と組んで進化してきた」という。富裕層など百貨店の顧客層に対して、最新の体験を提供することで顧客の満足度を高めるとともに、デジタルガジェットに関心のある新規客層を取り込むことができるとみているためだ。16年に小さな売り場で立ちあがったセルフリッジでは、現在は大型売り場を1階に開設している。

 阪急阪神百貨店は「新しい価値の提案」を百貨店運営のテーマに掲げており、スマートテックのデジタルガジェットのライフスタイル提案に注目し、1年ほど前から日本での展開を検討していたという。常設店は1階に「スマーテック」ショップを13平方メートル規模で立ち上げる。また、阪急メンズ東京では12月初旬から3月の約3カ月間、1階イベントスペースでも展示・販売する。

スマーテックのナタリー・バーンズCEO(左)
カメラ付きサングラスやデジタルキャンバスなどのデジタルガジェットを揃えた


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