90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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労働者の帽子がカッコいい ワークキャップで新鮮ボーイズスタイル
2001年8月8日付

キャスケットとキャップの中間といった形のワークキャップが、原宿あたりで大増殖している。帽子といえば男の子のストリートアイテムだったのに、ワークキャップは女の子たちが中心。長く続いているボーイズスタイルが新鮮に見える。フリルなど可愛いディテールのカットソーやパールアクセサリーとのミスマッチもいい。
帽子のSPA(製造小売業)、ウイーブトシでは春物からワークキャップを売り始めた。ジーンズメーカーのリーが50、60年代に労働者向けに作っていたものがもとになっているという。これがヒットし、あっという間に広がった。ワークミックスの流れと、少しミリタリーのにおいもするところがヤングの気持ちをつかんだようだ。
素材はブルーやブラックのデニムに、ヒッコリーなどのストライプ。ウイーブトシは「もうやめたい」くらい売ったが、今後も素材、形をアレンジしたものを出す。夏休みで遠くから買い物にくる高校生などに、まだ広がりそうだ。
《記者メモ》
「ビームスボーイ」などを中心にボーイズスタイルが広がっていました。私も原宿の店でダボッとして分厚いスウェットパンツを買いましたが、そういうアイテム、今もブームですね。
(赤間りか)
