「ハイジャックサンダルス」が急成長 チーム体制で事業運営

2024/09/18 11:00 更新


売れ筋の「アルゴ」のクリーマ(手前)と「マニック」のアトミックムーア

 カムアンドプレイサプライ(東京、宮里旭社長)は、日本で代理店を務めるインドネシアのサンダルブランド「ハイジャックサンダルス」の事業運営体制を整え、チーム体制でブランドを成長させる。セールスは大手スポーツ卸のイモト(大阪)、EC関連業務はジョイックスコーポレーション(東京)がそれぞれ担い、カムアンドプレイサプライはブランドの認知拡大に力を注ぐ。

 23年春夏に日本デビュー。平均単価は1万5000円前後で、インドネシアでは高い知名度を誇る。これまで宮里さんが一人で運営してきたが、展示会ごとに売り上げが拡大、一人ではまかないきれなくなってきた。2年目の売り上げは初年度の3倍、今回の展示会でも実績に対して50%増の受注になりそう。

 全国に得意先を持つイモトはライフスタイルカテゴリーの営業部を窓口に、スポーツや靴屋流通のチームも販売にあたっている。ジョイックスは社内のウェブ事業部がEC業務を受託代行、8月に開いたゾゾタウンの運営などを担う。カムアンドプレイサプライは来春以降、音楽フェスなどにブース出展し、知名度の向上につなげる。

 期間限定店も全国百貨店の靴売り場で広げている。今年はあえて東京以外にし、札幌や名古屋、大阪、神戸で実施した。インバウンドが強く、渋谷パルコなどでは過半数が占めたという。男女比は半々。

 カムアンドプレイサプライは、秋冬商材として同じインドネシアの会社が持つ「アクロス」も用意。ライトなトレイルランニングシューズで、税抜き価格は2万8000~2万9000円。



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