「私おばちゃんやし」とお客…何て返す?

2016/09/22 06:32 更新


お客様がご来店。あなたはおすすめの洋服を提案し、お客様も手に取られたものの、なんだか浮かない表情。お客様の口からぽろっと出てしまったこんなセリフ、きっと聞いたことあるはずです。返答によってはお客様の気分を損ねかねない危険性も。あなたはスマートに接客を続けられますか?  

(出典:リテールコミュニケーションサービス「レックスタッチ」)

 

頻出セリフその2

「あなたは若いから…」

  「順番ですから・・・」と軽く流しましょう!

接客の会話の中で、いろいろとお勧めをしてるときに、ふっと、お客様が、「あなたは若いから、似合うのよ」「あなたは若いから着こなせるのよね」といわれることがあります。

自分よりも年上のお客様にいわれる訳です。「そんなことありませんよ、お客様だって十分にお若いじゃないですか!」と明るく、元気に対応してしまうのも、一つのスタイルだと思います。

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一呼吸おいて、お客様の気持ちを想像してみましょう

「あなたは若いから、似合うのよ」と言っている気持ちが、

(だから、もう若くはない私には似合うはずないでしょう)なのか、(あなたほどには若くはないけれど、私にも着こなせるかしら?)なのか?

お客様のさりげない拒否の言葉なのか、チャレンジしたい思いが隠れている言葉なのか?

一呼吸おいて、お客様の気持ちを察して対応する。そのためのフレーズです。

さりげなく、微笑みを軽く浮かべた表情で、易しいアイコンタクトを添えると気持ちが伝わります。

「ありがとうございます」と、お客様の言葉を受けて返すのも悪くはありませんが、どうしても、「若い私」と、「そうではないお客様」という対比が成立してしまいます。 にっこりとほほ笑んで受けるくらいが、ちょうどいいし、大人の対応です。

■「レックスタッチ」運営元について
藤永幸一  20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。


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