服とともにアートも発信
コンセプチュアルショップのアイコン(東京・神宮前)がリニューアルオープンした。青山のプロジェクトショップ、アイドルのディレクターでもある畑仲英司がトータルコーディネートする店で、北参道と原宿を結ぶ静かなエリアに一軒家を改装した店を構える。今回のリニューアルで、服とともにアート作品や家具、マガジンを揃える店に生まれ変わった。
畑仲は「東京で扱われていないアート作品はたくさんある。ファッションと同じ感覚でアートを手にすることができる店が作りたかった」という。
商品は、畑仲自身が欲しいと思えるものが並ぶ。オープン直後には『パープル・ファッション・マガジン』などで撮影するフォトグラファー、キャシー・ロウのフォトピースを額装して販売する。服は「ヴァレンティノ」「パコ・ラバンヌ」「シャーロット・オリンピア」などが揃う。
1階には「アン・ドゥムルメステール」のテンポラリーショップも入った。メンズ・レディスが揃う店で、退任したアン・ドゥムルメステール自身がデザインしたアーカイブを厳選したライン「アイコンライン」も並ぶ。
同店ではコト発信にも力を入れる。店内のバスルームでは21日まで、「リトゥンアフターワーズ」のインスタレーションを開催中。エイリアンのフィギュアとともに、アートブックがランダムに並んでいる。これらの本は、アートブックなどを多く揃えるフロットサムブックスがデザイナーの山縣良和から連想して揃えた。