欧州キッズブランドの秋冬向けは、ユーティリティーに着目したガールズウエアと、きれいめボーイズトラッドが充実している。ベビー服は、外出向けのおしゃれ着が一段と増えた。花柄、ブリティッシュチェック柄に次いで、現代アートを応用したプリント柄が目立っている。
■スエットでコンテンポラリー
この間、一部のブランドが大人服に連動して取り入れたスポーティーなジャージーは、ハイブランドのほとんどが採用した。スカートのラインを出しやすいハリのある風合いに軽量で洗濯もできる機能を備え、多彩な色柄のコンテンポラリースタイルへと進化している。
「ポールスミス・ジュニア」のガールズは、モダンアートを反映してジャージーワンピース(1万5500円から)を作った。レインボーカラーのグラフィック柄で「ラブ」の英文字を表現する。
カレッジスタイルをテーマにした「ディーゼルキッズ」は、ジャージーに異素材を組み合わせてエッジを利かせる。スタッズ加工のナンバリング、ワンピース(1万9300円)のトップに施したゴールドのスパンコール装飾などでグラマラスに仕上げている。