閉館まで1年切ったイムズ 最後まで天神を盛り上げる

2020/10/08 06:25 更新


 福岡市の商業施設イムズの外壁に、タレントの叶姉妹を起用した懸垂幕「お〝しまい〟(姉妹)」が登場した。イムズは天神地区再開発に伴うビル建て替えのため21年8月に閉館する予定。閉館まで1年を切ったのを機に「おしまイムズ」と銘打ち、一般公募の企画と連動した様々な企画を打ち出す。

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 10月からは9階イムズホール(面積407平方メートル)を非営利で活動する市民パフォーマーなどに会場費無料で貸し出す。客席の可動床や音響、照明など各種設備も備わり、講演会や演劇、演奏会など多様な用途に対応可能。「最後まで天神の街を盛り上げる一員として、客や天神の街へ感謝の気持ちを明るく伝えていく」としている。

 天神地区再開発事業「天神ビッグバン」では、天神交差点を中心に半径500メートル圏内を対象に建物の高さ制限や容積率が緩和され、24年までに新たに30棟以上が誕生する。商業施設ではイムズに隣接する天神コアと天神ビブレが今年3月末にすでに閉館している。

叶姉妹を起用した懸垂幕


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