イッセイミヤケの「アイムメン」が26年秋冬向けで発売したクレイシリーズは、構築的なシルエットを描く一枚の布でできている。国内産地の職人とともに、ジャカードの技術を発展させて、平坦な組織とリブ状に収縮する組織が共存するテキスタイルを開発した。
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デザインチームがイメージしたのは、粘土の塊を手でこねて、自由に造形していく彫刻的なフォルム。はりがあって、しなやかにしなる立体の構造を形にしたいと、一枚の布の設計に着目。通常、布を立体的な衣服の形にするには、カットしたパーツを縫い合わせ、ダーツやタックなどの縫製を必要とするが、縫製に頼らないパターンメイキングをジャカードのプログラムで実現した。
ジャケット2型、ジャンプスーツ、ベスト、パンツ2型がある。アイテムに応じ、パーツを縫い合わせたようにメリハリを入れる線、シェイプラインなどの変化を付けるリブ組織を入れた設計図を広幅の布の中で表現。伸縮性もあって動きやすい。生地が出来上がった後に、要所に切り込みを入れ、最小限の縫製によって組み立てる。直線の布から作るので生地のロス率は10%以下という。

