ユニクロは26年秋冬商品を値上げする。ファーストリテイリングの岡﨑健取締役グループ上席執行役員CFO(最高財務責任者)は「クオリティーに妥協せず、完成度の高い商品をお客様に届ける前提で考えると次の秋冬はいくつかの品番を値上げせざるを得ない。ただ全体平均でみると前シーズン比4%弱になる見通しだ」と語った。
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最大の理由は円安の進行だ。ファーストリテイリングは為替予約をすることで急激な為替の変動の影響が原価率に及ばないようにしてきたが、今期(26年8月期)は期首の為替レート1ドル=146.9円が第4四半期(6~8月)には159.3円と8%程度円安になった。
「今期も為替予約に基づいて事業を組み立てており、(収益性や原価率が)大きく崩れることはないが、為替予約分だけでは足りない部分の商品を調達しようとするとスポットの為替レートで調達することになり、その部分の原価率は悪化する」懸念も生じている。
ユニクロは「これなら買っていただけるという価格でこれまでやってきたし、これからも続けるというのが基本」としており、値上げ対象は全商品ではなく、あくまで「値上げしないと価格と品質のバランスが崩れかねない一部の商品に限定する」としている。