9月30日にパリで行われた「イッセイミヤケ」17年春夏のショーで、電子ペーパーを使ったクラッチバッグが発表された。同商品は、イッセイミヤケと、電子ペーパーを使ったファッションアイテムの開発を進めているソニーの「ファッションエンタテイメンツ」(FES)プロジェクトが共同で企画したもの。
電気を流すことで柄が変わる電子ペーパーにパンチングで穴を空け、そこにレザーテープを編み込み、シンプルなレザークラッチバッグに取り付けた。持ち歩く際の動きに合わせて、電子ペーパー上で白と黒のグラデーション模様が変化する。グラデーションとレザーの編み込みとが合わさって、ジオメトリックな視覚効果を生むデザインだ。
レザー部分は白黒の2色展開で、国内外のイッセイミヤケ店舗で販売する。日本での販売は4月から。価格12万円。
FESは独自のプロジェクトとして、電子ペーパーを使った腕時計「FESウォッチ」などを開発・販売している。