《サステイナブルの進化～北陸ヤーンフェア㊥》短繊維を活用した物作り

新内外綿の「パイナップルヤーン」。長繊維主力の産地で短繊維が新鮮に

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様々な機能と感性

　遮熱・冷感以外にも様々な機能素材や高感性素材が提案された。シキボウと新内外綿はカキ殻入りポリエステル「シーウール」を出した。カキ殻を微細な粉末にしてリサイクルポリエステルに練り込み、保温性やウール調の手触りが出せる。シーウール30％の綿混紡糸、リヨセル混紡糸、杢糸などを企画し、バイオーダーで受注する。新内外綿は東南アジアで廃棄されるパイナップルの葉から採れた繊維を使った「パイナップルヤーン」も初披露した。10番手でパイナップル繊維40％混まで可能で、麻のようなシャリ感のある夏向け素材としてオーガニックコットンとの混紡糸など提案する。