全国のマンホールをモチーフにしたアパレルブランド「JAPAN UNDERGROUND」(ジャパンアンダーグラウンド、京都市、足立拓海代表)は、東京都大田区の羽田エアポートガーデン2階に自社最大規模の店舗を出店した。足立代表が自ら全国のマンホールを訪れて完成させたアパレル・雑貨などを販売する。
出店コンセプトは「日本のデザインマンホールのクオリティーの高さを実感し、日本一周旅行している感覚に」。旅行の発着点となる空港で「日本各地のデザインマンホールを楽しみ、日本の良さを再認識してほしい」との思いと、マンホールを通して日本各地の魅力を知り「次はあそこへ行ってみたい」「また日本に来たい」と思ってもらいたいとの願いも込めた。店内にはデザインマンホール入りの大きな日本地図が展示してあり、立ち止まって眺める人も少なくない。
日本各地のマンホールが描かれているアパレル商品は、足立代表自らが全国各地のマンホールを訪れ、デザイン化した。23年9月に47都道府県のマンホール一周の旅が完結している。
足立代表は「日本のマンホールのデザイン性の高さに気付き、これこそが日本が誇るマンホール文化だとのめり込んだ。これまで旅した国には、日本のように地方自治体が独自性を出してマンホールをデザインし、その市や町をPRする国はなかった。この魅力を皆に知ってほしいと思い、アパレルブランド化した」と思いを語る。