実需買いと先買いに二分
ジーンズカジュアル専門店の8月14日の定店観測は、夏物のまとめ買いが目立った。チェーン店を中心にTシャツやショーツが活発に動き、前年同月観測日よりも販売点数が大きく伸びた。一方、高単価商品主体の個店専門店では秋冬物が動き始めており、マス層の実需買いと高感度層の先買いに分かれたようだ。
お盆休みとセール、気温上昇が重なり、夏物需要を喚起した。「今年のお盆は例年よりも集客があり、好調に推移した」(アメリカ屋)、「セール期間中で客数も多く、まとめ買いで売り上げにつながった」(マルカワ)、「お盆期間で人出があった。夏物のセール品が中心に動いた」(タイガースブラザース)などの声があった。入居する館の改装で一時閉店セールをしているメソッドも「家族客の来店が多く、値下げ幅の大きい夏物のまとめ買いが目立った」という。
Tシャツは無地や胸ポケット付き、ビッグシルエット、動物・キャラクター・NBロゴのプリントなど各店で売れ筋は様々。ショーツは、「エドウイン」「ディッキーズ」「アヴィレックス」「グラミチ」などブランド物が良い。
ボトムは「フルレングスが良くなってきた」とする店もある。アメリカ屋でチノパンツやNBの濃色ジーンズ、ジェオグラフィーでジーンズやデニムパンツが動いている。