16年春夏オートクチュール・コレクション期間中に、ヴァンドーム広場に店舗を構える「シャネル」や「ブシュロン」などのブランドがハイジュエリーの新作を披露した。
シャネルは「シグネチャー・ド・シャネル」をテーマに、マトラッセ(キルティング)をモチーフにしたハイジュエリーを披露した。四角が基本だが、そこに丸みがかったモチーフなどを取り入れている。パールとキルティングモチーフの組み合わせ、フレキシブルで布のようなセッティングなどにも特徴がある。5連のネックレスは、18Kホワイトゴールドにダイヤモンドどクッションカットのサファイアを組み合わせたもの。
ブシュロンは158年のメゾンの歴史を振り返りながら、アニマルモチーフの作品を揃えた。この間、自然の持つポジティブな力を元に尽きることのないインスピレーション源として、アニマルモチーフを使ってきた。現在、ゾウのような大きな動物からハチドリのような小さいものまで、20種類以上のアニマルモチーフを使っている。それぞれが生命力とエモーションにあふれたものとなった。