メーカーズシャツ鎌倉、コットンから国産で 製品化まで地域完結も構想

2024/05/07 08:00 更新有料会員限定


今年4月には神奈川県寒川町でも種まきを済ませた

 メーカーズシャツ鎌倉(神奈川県鎌倉市)が、国産コットンの栽培に乗り出した。原綿の調達から製品化まですべて国内でまかなう取り組みで、超長綿を使った高付加価値な商品を作り、苦境の繊維産業を活気付ける。最初の綿の栽培地である愛媛県今治市を含め、原料・素材調達から縫製まで瀬戸内海沿岸でサプライチェーンを完結させる「瀬戸内コットンベルト」構想も掲げる。神奈川県や岡山県でも綿花作りを始め、日本各地での展開も視野に入れる。

(永松浩介)

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今治など3ヵ所

 国産のビジネスシャツを売りに成長してきたが、糸を作る原綿は輸入品。純国産での調達ができないか長らく模索していた。探していたのは栽培が難しい超長綿で、今治の「しまなみコットンファーム」にたどり着いた。2年前にプロジェクトを立ち上げた。

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