【連載番外編】子供服専門店マーキーズの社長室にお邪魔しました!

2021/12/29 06:28 更新


こんにちは!こども市場担当記者の金谷(かなたに)です。

もうすぐ今年も終わり。皆さまいかがお過ごしでしょうか?子供服市場は新しいチャレンジなど、未来を見据えた取り組みが増えた一年でした。

さて、繊研新聞では企業や人の歴史を振り返る「軌跡」という連載があるのですが、12月は、30周年を迎えた子供服専門店マーキーズが創業〜現在に至るまでを3回にわたり掲載しました。

【関連記事】【軌跡】《好きが好きを呼んだ30年 子供服専門店マーキーズ㊤》原点は「VAN」のシューズ

12月6、20、27日に掲載しました

今回はその番外編です!
その前に、マーキーズはこんなお店です。

廣畑社長の私物のサーフボードなどを飾ったテラスモール湘南店

ららぽーとなどのSCや、グランフロント大阪など比較的都市型の商業施設に46店を展開しています。

子供服はSPA(製造小売業)企業による単一ブランドのお店が多いですが、マーキーズ は「パタゴニア」などのセレクト商品も多く、大人向けも扱っていて(例えばこの夏ヒットした「ローナマーレイ」のハットとか)各店ごとに内装も違うので、全国チェーンだけど個店っぽい賑やかな雰囲気があります。

今はくすみカラーの子供服が多いですが、マーキーズは鮮やかな色使いや大きい柄の服が多いのも特徴です。

創業者である廣畑正行社長のお部屋がまた素敵なんです!マーキーズの原点が詰まっていると思うのでご紹介したいと思います。

アンティークショップみたいな雰囲気

廣畑社長がアメリカやハワイから買い集めた品々が飾られていて、いつも温かみを感じます。

置いてあるのは、ビンテージの子供服や、オーストラリアの大橋巨泉さんの店で買った地図など、さまざま。

ビンテージの子供服

「ミッドセンチュリーの時代のものが好き。古い年代のものって、味があるから」と廣畑社長。

何が置いてあるのかなーと目を凝らしたくなる楽しい雰囲気は、お店とも重なります。

社長室には買い集めたコレクションだけでなく、マーキーズの歴史を感じる品々も飾られています。

例えば、このデニムをパッチワークして作った看板は、奥様の手作り。

「起業時は既に子供も3人いたし、奥さんに大反対された」と笑う廣畑社長

この人形は、初期の頃に店舗スタッフさんが手作りしたもので、マネキン代わりに使用していたそうです。

この人形に服を着せていたそう

今も店頭では服やお店がより可愛く見えるように、店舗スタッフさんが工夫を凝らし、そのノウハウが次世代に受け継がれています。

人気ブランド「デニムダンガリー」の前身の「デニムカンパニー」の商品も。

「創業時はアメカジテイストの子供服が少なく、デニムカンパニーが一番可愛かった」と廣畑社

廣畑社長は有名ブランドに頼らず、無名でも自分が良いと思ったものを仕入れていて、「デニムダンガリー」や「ムチャチャ」はブランド立ち上げ当初から扱っていました。

オリジナルブランドを店頭でアピールするために作ったディスプレーもあります。

スタンダードなアメリカンアイテム「ビッグフィールド」用のバナー
国産ブランド「ジポン」を代表するストレッチパンツのミニチュア

細部まで実際の商品のように作られていて、こだわりを感じますね!

今回の連載取材にあたり、過去の雑誌のタイアップページも見せていただきました。

今はなき『カジカジ Kids&Mam』と、アウトドア雑誌『GO OUT』の創刊号(ともに2010年のもの)
タイアップページ

10年以上も前の商品なのに、古さを全く感じませんね!

そんなマーキーズですが、今秋冬は大きなチャレンジで売り上げが過去最高を記録しました。

【関連記事】子供服専門店のマーキーズ 過去最高売り上げ 低価格アウターを倍以上仕込みヒット

 連載ではその決断に至った経緯、その前のコロナ禍での創業来の大ピンチのエピソードもご紹介しています。年末年始のおうち時間に、ぜひご一読いただけますと幸いです!

来年も引き続き全国のこども関連ニュースを追っかけていきたいと思っております。みなさま、良いお年を〜。

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かなたに・さきこ 07年入社。レディスの成長企業から小粒で光るECブランドまで幅広く取材。育休を経て、キッズ市場担当に。



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