デザイナーの児島晋輔が手掛けるメンズブランド「キャプテンサンシャイン」の19年春夏物は、年々暑くなる日本の夏の気候を踏まえ、薄く、軽い生地を使った日常着を充実する。ブランドで定番となっている商品の生地を新しくしたり、色を追加した。
定番のラグランスリーブのステンカラーコート(8万8000円)は、綿・シルク混のギャバジンを使用。薄手ながら、綿のコシとシルクのしなやかな光沢を味わえるのが魅力だ。生地には撥水(はっすい)加工も施す。同じ形で、綿・リネン・シルク混のチェック柄(7万5000円)も販売する。
同じく定番で、和紙をつり編み機で天じくにした生地を使うカットソーは、黒、青、ピンクなど5色展開に色を増やした。キーネックの半袖のクルーネック(1万7000円)や半袖のスキッパーシャツ(2万3000円)などがある。洗濯機で洗えて、速乾、消臭性も備える。
協業商品では、英国ブランド「バラクータ」のG-9ジャケット(8万円)が注目だ。生地はオリジナルのシルク・ナイロンのグログランを使用しており、形は児島さんが所有する同ブランドの70年代のアーカイブを参考にした。袖部分にたっぷりと分量を取っているのが特徴だ。ネイビーとカーキグリーンの2色。