16~17年秋冬デビューした「キャサリン・ハムネット」のイメージコレクションラインは、ブランドの普遍性に新しいエッセンスを加えて提案する新ライン。英国調のエレガンスとストリートの軽快さを併せ持つスタイルで注目されている。レディスがベースだが、ジェンダーレスで提案する。
2シーズン目の17年春夏は、パンチの利いたロング&リーンスタイルが揃った。迫力があるのに繊細でフェミニンな雰囲気が特徴だ。キーアイテムは、エレガントなフロアレングスドレス。なめらかなラインを描く上品なドレスに、カジュアルなコーチコートやMA-1を組み合わせて現代的なラグジュアリーを表現している。
大胆なフォルムもポイント。オーバーシルエットのトレンチコートは、ウエストをきゅっと絞ればロングドレスのような雰囲気に。デニムパンツは極太で、裾を大きく折り返して引きずるようにはく。ビッグサイズのパンツスーツもある。アシンメトリーの白シャツドレスとデニムパンツ、繊細なドレスとチェックのコルセットといったレイヤードスタイルも多い。
繊細さは素材で見せる。ハードなブルゾンの身頃にはトランプ柄を刺繍した繊細なシフォン、ロングドレスには水玉のジャカードシフォンが使われている。赤一色のスタイリングなど、色使いは潔い。
販売元は瀧定大阪のブランドマーケティング開発部。卸し先はセレクトショップなどになる。秋冬は、20日から9月9日までオープニングセレモニー表参道店内にオープンする期間限定ストアなどで販売する。クリエイティブディレクターは公表していない。