国産の革靴「カチム」 浅草の製作現場や職人の日常を伝える写真集を制作

2024/05/09 11:30 更新


 国産の革靴「カチム」は今春、浅草の生産背景を支える職人たちと、革靴の産地としての景色を収めた写真集『ザバックステージ』を制作した。5月9~12日に東京・南青山で開くイベントで先行販売し、5月13日からECで販売する。

 デザイナーの小坂英子さんが16年春夏に立ち上げたカチムは、「颯爽(さっそう)とした歩き姿、凛(りん)とした立ち姿まで演出する」ヒールのシルエットが魅力。独自にデータを収集して算出した平均値を元に、木型の開発から型紙制作、量産の設計まで、熟練職人との二人三脚で取り組んできた。

 写真集は16年から19年までの3年間の製作の現場や、ヒールの靴の立ち姿を撮った写真を編集している。資材に携わる職人の姿もとらえた。スペイン出身で、東京に移住した写真家、ニコ・ペレズさんが撮影した。税込み3850円。

様々な工程に携わる職人の日常を伝えている

 南青山のギャラリー、シュタインボックスでの展示販売の際は、カチムのスタッフがフィッティング調整するシューズの販売、シューケアも行う。

写真集の表紙

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