広島のカキがアパレルブランドに――広告やプロモーション企画制作会社のかわむらやさん(東京、河村知里代表)は、渋谷モディ(東京都渋谷区)で6月29日~7月5日の期間限定で、広島カキのアパレルブランド「ザ・ワールド・イズ・マイ・オイスター」を販売する。カキのジェンダーフリーな生態から着想を得てアパレル製品を製作、アパレルや広島県産カキの商品を詰め合わせたトートバッグも揃えた。
河村代表は出身地、広島の名産品のカキをテーマに、20年11月からレディスアパレル商品(Tシャツ、ランジェリー、フーディー、トートバッグ、ステッカーなど)を手掛ける。「もっとカルチャーとして親しまれるものにして、食べるだけでなく着て楽しめるアパレルブランドにして広げたい」という思いから生まれた。
ザ・ワールド・イズ・マイ・オイスターは、シェイクスピアの喜劇『ウィンザーの陽気な女房たち』に登場する一節「牡蠣(かき)殻を空けて中の真珠を取り出すように、望めば求めるものが手に入る。世界は私の思いのまま」が由来。栄養豊富なカキのパワーを味方につけて、身にまとう人の魅力を引き出し、「着ることでカキを食べるような気持の高まりを感じられるコレクションを目指した」という。
カキ殻を意識したフリルや、殻の裏をイメージしたホログラムプリントなども特徴。広島県のカキ養殖業の倉橋島海産(広島県呉市)との協業でカキ商品を詰め合わせたトートバッグも販売する。オンラインショップの他、広島などでも期間限定販売している。