東大阪大学敬愛高等学校ファッション創造コース 「ウィゴー」と初の産学連携

2024/05/07 07:58 更新


学生が産学連携で学んだ様子

 東大阪大学敬愛高校は産学連携に力を入れ始めた。ファッション創造コースでは学生が3月25~31日、「ウィゴー」心斎橋店で、自らが手掛けたスタイリングのディスプレーを展示した。23年9月からウィゴーとの産学連携で古着について学んだ成果だ。

 同校は22年度からファッション創造コースを設置しており、現在3学年で50人以上が学んでいる。物作りの町、東大阪市でファッションを通して自分の発想・アイデアを創造することを学び、表現力を身に着けることがテーマ。発足に向けた準備では、大阪文化服装学院が協力し、卒業後は同校への特別推薦入学が可能になっている。

 ウィゴーとの取り組みは、2年生(現3年生)が参加したもので、初の産学連携となった。ウィゴーの店舗見学を通じてトレンドやディスプレーを学び、特別セミナーで古着のルーツや取引方法などを学ぶところから始めた。

学生が手掛けた「ウィゴー」心斎橋店のディスプレー

 続いてウィゴーの古着卸倉庫でスタイリングコンテスト用の古着を選び、フィッティングやヘアメイクを施して撮影をした。文化祭と同時にコンテストを開催し、1000人以上の投票があった。上位となった3人は、ウィゴー心斎橋店のディスプレー権を獲得。改めて主要店を見学して、打ち出すスタイリングを考え、実際に展示した。

選んだ古着を使っての撮影風景


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