「コッキ」は12月25日まで、ドーバーストリートマーケットギンザ(DSMG)の2階で、アーティストのマサユキキヌタと協業するインスタレーションを開催し、限定商品を販売している。
店内には生成りの布で制作した大きなドールハウスが設置される。ビンテージのアメリカンキルトやカンタ刺繍など、コッキのファブリックをつなぎ合わせた個性豊かな猫が、背伸びしたり、毛づくろいしたり、そこかしこにくつろぐ。マサユキキヌタは、布をミルフィーユのように何層にも重ねて〝布の彫刻〟を作る。中わたを詰めたぬいぐるみとは異なり、引き締まったシルエットにリアリティーがある。名古屋のセレクトショップ、キンクがコッキとの協業をつないだ。今回は第2弾となる。
猫の彫刻(税込み14万3000円~)のほかに、コッキのデザインチームがトートバッグ(7万2600円~)とTシャツ(1万8700円)を制作。バッグは、半立体作品のウォールキャットを作ってもらい、ビンテージのエルエルビーンのトートバッグにアップリケ装飾した。「最初はそれぞれに異なる形のバッグも考えたが、シンプルに作品の良さを生かしたいと思って。レトロで持ち手の配色に特徴のあるトートバッグをベースに、色の組み合わせで遊びました」とディレクターは話す。今後も協業は続ける方向だ。
