ブランドリユース業界のトップを走るコメ兵ホールディングスは28年3月期で80周年を迎える。30年には市場規模が4兆円に拡大すると言われるリユースだが、かつてはネガティブな印象もあった。コメ兵の4代目として、リユースの変遷を見てきた石原卓児さんにリユースの魅力に気付く原点になったこと、それを伝えるためのスタンスを聞いた。
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リユースは「いらんもの」じゃない
――家業を意識したのは。
物心ついた頃から「中古屋」をやっているというイメージは頭の中にありました。自宅近くに店があったので、店で親の仕事が終わるのを待っていて、お客さんや従業員さんから可愛がってもらったり、倉庫の古着の山の上で遊んだりした記憶があります。
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